100均のぬいぐるみで雛人形を手作りした記録。男雛の型紙と成型。1

obina-kannseikei 手作り

各パーツの型紙をとり、裁断したら成型をする

袴は型紙をとるまでもないので成型まで

女雛は18×25㎝の裏地布で作りましたが、男雛は22×22㎝のカットちりめんで作ります。

なので、18×22㎝が型紙になります。裁断の時には布目に気をつけてください。

布のサイズが決まっているので、女雛と同じ作り方では布が足りなくなりました。

しかし、男雛の場合は袴はほとんど上着の中に入ってしまうので、ウエスト部分は女雛ほどハイウエストでもないしタックも必要ないので、仕上げの方法を変えて対応します。

hakama1 obina-hakama-naka

くまにはかせてみるとこんな感じ
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脇を縫ってウエスト部分を三つ折りぐけしたら丸ゴムを入れて着脱できるようにします。
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上着(束帯または狩衣)本体とそでの型紙をとる

●上着(束帯または狩衣)
フェルトとマチ針で上着(束帯)の前身ごろ・左右の後ろ身ごろ・前垂れ?・左右のそでの型紙をとります。

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フェルトの型紙を開いた写真がまったくなかったです。ドンドン時間がなくなって焦っていたんだと思います。(笑)

ええと、暗号のようなメモを解読するとですね、前身ごろが1枚と、後ろ身ごろを左右で1枚ずつの2枚とります。あとそでが左右に1枚ずつ2枚です。

そして、前身ごろは前で少したわませて、襟元は少し大きめにくりをとり、そこからカラーちりめんのえりの合わせを3重くらいでのぞかせます。

●そでの型紙

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そで口に襟と同じ色のちりめんで3重のカラーを出します。

で、ウエストの部分にはお端折りがしてあって、その折り目の前中心に前垂れ?(今調べたら「平緒」というんだそうです)を刺して縫うので、これも型紙をとるほどではないですが、適当なサイズの濃い色のちりめん(柄物がおススメ)を二つ折りか三つ折りにして布用接着剤で固めていきます。

生地を裁断する

生地を広げた写真もなかったです。でも、女雛のはぎれと同じサイズだったので、同じ感じはずなのでやむなく女雛の布地を広げたところを流用します。

でもやっぱり柄の感じを見ていただきたかったので、改めてすでに裁断が終わった布地を広げて写真を撮ってみました。
元々は68×35㎝で598円くらいでした。

nunoji obina-kijigara

裁断状態での写真ももちろん(いばって言う?)撮ってなかったのですが、女雛とは上着はデザインが違うので流用できないですよね。なので袖だけ。

sodekatagami

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上着(束帯または狩衣)本体の成型

●前身ごろと後ろ身ごろを縫い合わせる
裁断状態での写真が撮ってなかった関係で、もうある程度成型してあるものになります。

成型の仕方としては、前身ごろは前中心線のところにたわみが欲しいので、両サイドの脇線でマチ針どめして、後ろ身ごろは後ろ中心線よりもマジックテープの分を反対側にはみだすようにして後ろ中心線をマチ針でとめて、脇線のところで前身ごろと後ろ身ごろを合わせてマチ針で仮止めしておきます。

前身ごろのえりの部分は、あとで合わせ襟と立ち襟をつけるためにたわませてあります。
また、ウエスト部分にお端折りをして、その中心線あたりに平緒を差し込んで縫ってあります。
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●合わせ襟を作って襟元につける
合わせ襟は、カラーちりめんを2×8㎝に切って長い方を二つ折りにして布用スティックのりでつけて、1×4センチにする。乾いたら半分に切って2×4㎝にする。

それを3色作ったら、少しずらして上の1箇所を縫いとめる。
左右二つを作ったら、えりの部分のサイズに合うように組んで、形が決まったら縫いとめるか接着剤でつけます。
着物のえりの部分は1色ずつが向かって左側が下、向かって右側が上になることに注意してください。

これを襟元につけてみてすきまがあいてしまうようなら、埋めるためのちりめんを一番手前につけます。
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立ち襟をつける

立ち襟は身ごろと同じ生地で作ります。サイズは3×15センチで裁断します。
長い方を外表にして(ここ注意!)、二つ折りにして折り目から1.5㎝までのみを布用スティックのりでつける。全部をのり付けしないように気をつけてください。布用スティックのりで折り目をつけておくと立ち襟をパリッとさせる効果もあります。

これを前身ごろの襟元にに5ミリぬいしろで縫っていきます。前中心線からマチ針でぐるっととめてから縫いますが、まっすぐにして縫うのではなくて、カーブに沿って襟が立つように縫っていきます。

立ち襟の縫いつけが終わったら、先程作った「カラー合わせ襟」もえりの内側部分に縫いつけます。

ここまでできたら前身ごろと後ろ身ごろを脇で縫いつけます。

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そでの裁断と成型

そでを裁断して縫っていきます。
ただし、そでは成型する前にカラーちりめんを袖口に仕込みます。

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そで単独の裁断画像はなかったので、参考までに女雛のそでの裁断写真を拝借。
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袖口にカラーちりめんを仕込んで成型したところ。
両袖ができたら脇のあたりで様子を見ながら、そでを本体に縫いつけます。
縫いつけは脇全体ではなくて、上の方2~3㎝でいいと思います。
クマちゃんがバンザイ\(^o^)/できるくらいの余裕があるように。

obina-sode  obina-sode-siagari

ここまでの形を脱いで開くとこんな感じ。
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これで衣装は完成です。
女雛バージョンに比べると、ずいぶんかけ足な感じになりました。(笑)

次の記事では男雛の小物(えぼし?と呼んでいたけど、冠みたいです。と笏(しゃく))の作り方をご紹介します。

男雛の作り方の全体の流れをサッと確認したい場合はこちら↓の記事でご覧ください。
100均のぬいぐるみで雛人形を手作りした記録。男雛の手順。

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