男雛の小物は冠と笏(しゃく)と太刀
冠を作る
目指す冠はザックリこんな感じ。つまり、頭にのせる部分とスケスケのてるピョーンとしてる部分と横棒とあごひも。
●材料
・かぶるところ本体はくしゃくしゃにした黒い色画用紙。5×5㎝くらい。
・横棒は爪楊枝1本を油性マジックで黒く塗ったもの。長さはバランスを見て切り取る。
・ピョーンとなってるスケスケの部分は、針金と黒ストッキングを使ったのだけど、全然透け感が出てないので色画用紙でも可。
・結び紐は「江戸組み紐・細」の白
・マチ針 なるべく頭の小さいもの
・黒フェルト 少々
●作り方
・5×5㎝くらいの黒い色画用紙を軽くくしゃくしゃにしたもので型をとる。
つまり、化粧品のふたとか太目のスティックのりの頭(2.5~3㎝くらいがおすすめ)などに色画用紙をぎゅっと抑えながらまず円形を作り、円形の部分を楕円形にしていく、その辺は適当に切ったり貼ったりしながら形づくっていった感じです。(本当に適当・・・)
・爪楊枝1本の全体を油性マジックで黒く塗っておく。乾いたら本体の後ろのところに色画用紙を小さ目に切って二つ折りにしたもので挟み込んで接着剤でつける。それをさらに接着剤で本体につける。洗濯バサミやクリップで圧着しながら乾燥させておく。
・後ろのピョーンとした部分は黒い針金をU型にしたものを、黒いストッキングを袋状に縫ったものも中に入れて縫いとめる。
それを上の本体の一番後ろ側に接着剤でつける。完全に乾かす。
・ぬいぐるみに装着するためのマチ針を本体に仕込みたいので、本体の楕円形の少し小さ目の形に切った黒いフェルトにマチ針をさしてから接着剤で本体の内側につける。(この写真のマチ針は頭が大きすぎたので実際はもっと小さめのものに変えました)
・本体のあちこちの接着剤がしっかり乾いたら、白い江戸組み紐を楊枝の両サイドに巻きつけて、交差したところをマチ針でとめてからボンドで固める。それが乾いたらクマの頭(の縫い目にしてあげて。)に刺してみて、ひもをほどかなくても着脱ができるくらいのゆるさであごひもを蝶結びにして、結び目をボンドでとめておく。
笏(しゃく)を作る
●材料
カップ入りのアイスクリームをスーパーやコンビニで買うと、タダでもらえる木のスプーン。ペタンコのやつですね。
●作り方
適当な紙をお好きな笏(しゃく)のサイズになるように折ったり切ったりして型紙にします。
そのサイズに合わせて木のスプーンをハサミで切ります。
粘着式のマジックテープを小さく切ってつけて、くまの右手と着脱可能にします。
粘着式マジックテープの粘着力を疑ったので、接着剤で補強接着しました。
なのでクリップでぎゅーっと圧着されてる図です。
太刀を作る
バレンタインデーの送付時には時間がなくてアイデアがひらめかず、間に合わなかったので泣く泣く断念したのですが、そのあとふとしたことから思いつき作りました。
バレンタインデーにダンナさんがどこからかもらって来たチョコレートを横取りしておすそ分けしていただき、食い散らかして美味しくいただきながら、このキンキラいい感じだな~。何かに使えないかな~ともぐもぐしていたら、ピンと来たのです。
●材料
・チョコが包んであった金紙2枚
・チョコについていたシール2枚
・刺繍糸が望ましかったが見当たらなかったので手縫い糸 白
・刺繍糸 紫
・厚紙 少々 (芯・ツバ)
●作り方
本体:芯となる厚紙6.5㎝を二つ折りにして、じわじわと力を加えて反るように曲げていく。
全体を金紙で巻いていく。両端はくるむ感じにする。
ツバ:2×1.8㎝の厚紙の角を切って八角形ぽくする。
長い方が上下になるので、下から1.5㎝のところまでハサミを入れる。
真ん中の部分だけ少しだけ切り込みに厚みを持たせる。
切り込みを前後に開く感じにして刀にツバをつける。破れやすいので注意!
柄(つか):ツバよりも前の短い方に先っぽを少し残して白い縫い糸をグルグルと巻いていく。巻き終わったらほつれ止めもかねて、糸を巻いたところ全体を薄くボンドでとめておく。
私の場合はそこにチョコについてたシールをつけましたが、それはなくてもいいし、もちろん手持ちのシールなど貼っても良いと思います。
下緒(さげお):刀の長い方、「鞘(さや)」に平べったい紐が結んでありますよね。あれは下緒(さげお)というそうです。
それっぽいものをつけます。余っていた刺繍糸ですけどね。
刺繍糸を半分に折り、そこから5ミリくらいずらして輪っかを作ります。輪っかは片方が引き抜けるあれです。(わかる?)
この段階ではゆるめにしておいてください。そこから1センチくらい離してもうひとつ輪っかを作ります。締めた時に二つの輪っかの間隔が離れないような結び目にしておいてください。
それを刀のお尻の方からいれてツバの近くまで持っていってお好きな位置がきまったら、それぞれの輪っかをキュッと締めます。
結び目がゆるまないようにボンドでとめておきます。乾いたら、少し離して蝶結びにして結び目をボンドしておきます。
じゃじゃ~~ん!! できました~!
替え玉ちゃんに持ってもらいましょう。
はい、これで男雛の小物が完成です。
次の記事では、全体(共通)の小物を作っていきます。
全体の流れを見るにはこちらの記事です。
100均のぬいぐるみで雛人形を手作りした記録。男雛の手順。
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