赤レンガ庁舎の目の前、赤レンガテラスで顔合わせ

今回の旅行のメインイベント「顔合わせ」の会場は赤レンガテラスの３階にある居酒屋「閤（くぐりど）」。

赤レンガテラスというのはレストランやカフェ、ショップが集まったオシャレな複合商業ビルの名前なのだが、「赤レンガ」と聞けば、まず札幌に行ったら絶対に見に行きたい「北海道庁旧本庁舎（通称：赤レンガ庁舎）」のことを思い起すだろう。

それもそのはず、赤レンガテラスはその赤レンガ庁舎の目の前、道路一本を隔てた場所にあるのだ。赤レンガテラスの向かいには赤レンガテラスと対をなすかのようにオシャレな高層ビル日本生命札幌ビルがある。

そしてそのビルとビルの間にある街路樹も美しい空間は「アカプラ」（札幌市北３条広場）と呼ばれる広場で、大通りからアカプラ越しに赤レンガ庁舎を真正面に捉える風景は本当に異次元の美しさと雄大さである。

赤レンガ庁舎の門の前に広がる空間が「アカプラ」

そもそも赤レンガ庁舎自体も、西洋のお城のような重厚さ、赤レンガでできた壁と濃い灰色の三角屋根のコントラストも美しい、歴史と時代をまとった荘厳な中にもどこかメルヘンチックな素晴らしい建造物だ。

なので、赤レンガテラス、日本生命札幌ビル、それに挟まれたアカプラ、正面に見える赤レンガ庁舎。
この一帯がまるで赤レンガ庁舎というお城への華麗で壮大なアプローチという趣きだ。

そんな超有名観光スポットにして歴史的建造物を臨む場所、一言でいって素敵な空間にてこのたびの顔合わせを開催できることはとても感慨深いし、いい記念になる。感謝感激だ。

閤（くぐりど）赤レンガテラス店での顔合わせ

で、ソワソワして気持ちが急いたのは参加者みんなの同じ思いだったようで、お店の予約時間よりもかなり早く集合してしまった。どうしようかということになってダメ元でお店に聞いてみることにしたら、「もう宴会を始めることも可能です」というお返事をいただけたので、お言葉に甘えて早速お部屋へ通していただけることに。

閤は完全個室のお店。お部屋は６人部屋のようで必要最低限の広さという感じでこじんまりとしていたが、窓が大きく掘りごたつ式の座席についてしまえばくつろげて、窮屈さは感じなかった。

お料理はしゃぶしゃぶのコースで、酒類は飲み放題で2時間の予定。
こんな感じでいよいよ緊張の顔合わせが始まった。

出てくるお料理はお肉も海鮮もお野菜も、どれもとても美味しくて思わずお酒も進む。

旅の楽しみはその土地で食べる旬の地のものと、酒好きなら地酒を堪能することだろう。

ご多聞に漏れずウチのダンナ様も地酒好きで「どれにしようかな～」とメニューとにらめっこしていたら、あちらのお母さんもこれまたお酒がお好きということで、「この銘柄なら辛口で〇〇に合うかもしれない。こちらは地元で一番人気で・・・」などと的確で詳細な解説をしてくださったので、銘柄選びの参考にも話が盛り上がるのにも大いに役立った。

そんなこんなで美味しいお料理とお酒と落ち着く空間のおかげで、初めての経験で緊張のなか始まった顔合わせも、お開きの頃にはすっかり打ち解けて「これからは家族としてのお付き合いをよろしくお願いします」と涙あり笑いありで２次会の宴へと繰り出したのであった。

赤レンガテラスからは、ワゴン車タクシーですすきの方面に移動した。
ワゴン車のタクシーも初めての経験だった。そのあたりの仕切りは地元チームに任せっきりだったし、かなりの上機嫌だったので詳細はよく覚えていない。