100均ぬいぐるみでお雛様を手作り。女雛バージョン1

katagamikuma 手作り

手順1~4 型紙をとるための前準備

よけいなものを取ってからラップを巻く

1.ぬいぐるみの胸についているリボンをとる。糊付けされているので、なるべく本体を切らないように気をつけて。
firstbear-pink rapkuma

・リボンがはずせたら、ぬいぐるみの体の部分にラップを3周ぐらい巻きつける。
今回は「手」は利用しないので、下に倒した状態でギュッと押さえつけてラップを巻くとよい。

下の方が長すぎたら切って、体をぐるっと巻けるようにする。

ポイントとなる線を引く

2.ラップが巻けたら、油性マジックで「前中心」「後ろ中心」「両脇」に線を書き入れる。
・型紙を作る時は、「前正面の中心線から脇の線まで」と「脇の線から後ろ中心線まで」と分けてとるので、脇線は案外重要。
linekuma1 linebackkuma

見取り図を書きサイズを測る

3.正面、横、後ろ、底から見たところをそれぞれ書き写し、それぞれの縦横や胴囲など主要なサイズを定規やメジャーではかり、方眼紙に書き写す。

ここでは形を書き写すためなので、割とザックリで大丈夫。 作りながら必要なところのサイズは計っていけばOK。というか直接布や型紙をあてて現況優先みたいな感じの作り方(笑)。

mitorizu

デザインを決める

4.前、脇、後ろの見取り図が描けたら、その上に別の紙をあててデザインをする。
デザインは、インターネットで検索してみて、たくさんの画像から自分が作りたい形や色の組み合わせなどのイメージを固める。
決まったらデザイン画にそれらも細かくメモ書きしておく。
design

手順5~6 型紙をとる

型紙のパーツ分けをする

5.ぬいぐるみにフェルトとマチ針を使って型紙を取っていく。デザインによってどういうパーツが必要かを考える。
ここでは、袴(はかま)・着物(胸当て部分)・打掛本体(左右)・打掛そで(左右)に分割。

実は女雛を先に作ったためとにかく手探り状態で、実際にやりながら「こうか?だめか。それならこうはどうだ?」という状態だったので(笑)、写真を撮っている余裕がなくて、写真少ないんです。突然パーツが出来上がっていたりして、分かりにくかったらすみません。

各パーツの型紙をとっていく

●袴(はかま)
最初は袴の型紙もフェルトで取ろうとしたのですが、前の折り込み?プリーツ?や裾を折り曲げたりするのにフェルトだとゴワゴワしてうまくできなかったので、裏地用の生地で型紙をとろうと思い立ったのですが、それならいっそ裏地で袴を作ったらいいんじゃないかということになり、1枚だとペラペラなので2枚取りにして作りました。

なので袴の「型紙」とってる写真はないです。
型紙としては、25×18センチの長方形って感じです。縫い方はまた後で。
hakama1
ということで、すでにだいぶ縫ってから写真を撮っていないことに気付いて慌てて撮った写真。

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●着物(胸当て部分)
そういう訳でこちらも型紙をとっている写真はないのですが、上の写真に胸当て部分に肌色のフェルトがマチ針で止まっているのが見えると思います。

型紙のとり方は、フェルトを前中心線に合わせて極細ボールペンで線をひいたらマチ針で前中心をとめる。そのまま体に沿わせてフェルトをあてていき、脇線にも極細ボールペンでワキ線を引いてからマチ針でとめる。必要な面積(打掛や袴から出ないくらい)とカタチを決めたらフェルトを切る。
ということでとった型紙はこれです。この段階では縫い代とか考えてません。
mebina-kimono-katagami(上に見えてる鉛筆書きのものは気にしないでください。)

実際の順番では、①着物(胸当て部分)はほとんど接着剤を使って作ったので、乾かしている間に②袴を作る。③袴ができたら着物と袴を縫い合わせる。④それをくまにマチ針で装着して、打掛の型紙をとる。という順番です。そうでないと打掛のサイズ感がわからないからです。

●打掛(本体)
ということで、型紙の説明の途中ですが、すでに着物と袴ができていて装着してるクマちゃんを使って打掛の型紙の説明をします。
kimonohakama utikakeback
何度も言いますが、今回のデザインは後ろでマジックテープを使用して脱ぎ着をする仕様です。なので打掛だけ脱ぐということはできません。全部着るか素っ裸かです。ある意味『いさぎよい』ですね(笑)。

それを念頭において打掛の型紙を作ります。後ろ中心線から決めていくのですが、この時にマジックテープの分の『あわせ』をとることを忘れないでください。上の後ろ向きの写真では赤い線が後ろ中心線です。そこから端までの部分がマジックテープが付く「合わせ」の所です。

後ろ中心に印の線をひいてマチ針を止めたら、そのままフェルトを前に沿わせて要所をマチ針でとめながら、デザインのイメージになるようにカタチとサイズを決めてフェルトを切っていきます。
migorofront

裾(すそ)の長さは床にピッタリよりもすこし周りに広がるようにすると、安定もよくなるし見た目もイイ感じになると思います。
下の写真の赤い線は床にピッタリのラインです。それを書いておくとそこからどれくらい広がるのかが分かりやすいと思います。
migorokatagami

●打掛(そで)

本体が決まったらそでの形と大きさを決めます。目分量で適当な大きさに切ったフェルトを打掛本体の型紙をつけてるクマに合わせて大きさとデザインを決めて切ります。袖口(そでぐち)からは襟元(えりもと)と同じ色の生地ものぞくようにするので、それも考慮しながら袖の長さを決めてください。そでの取り付けは脇線のあたりです。

また、小物で檜扇(ひおうぎ)を持たせる予定なので、ひじが少し曲がって前中心に空間が開くようにしました。
sodekatagami sode-karidome
この写真はちゃんとそでを縫い付けていないので、ひどく着乱れてだらしない感じになってますが、ちゃんと縫うとピシッとなりますのでご安心ください。

次の記事からは生地選び、裁断、成型の説明をしていきます。

●この記事は女雛の制作を時系列で紹介していく記事の1番目です。全体の流れをザックリ知りたい方は手順の記事からご覧ください。手順の記事は
お雛様を手作り。くまのぬいぐるみで女雛を作る手順

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