雛人形を手作りした記録。女雛の打掛の裁断と縫い方。女雛版4

utikake-front-karidome 手作り

女雛の打掛 手順5~9 打掛を裁断して縫う

左右の身頃を作る

今までの記事で、作った着物(胸当て部分)と袴を縫い付けてぬいぐるみに着せた(マチ針でつけた)状態で打掛の型紙をとりましたので、この記事では選んだ生地を裁断して縫っていきます。
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選んだ生地は金糸が入って華やかなちりめんです。
ユザワヤさんで「お買い得ちりめんはぎれ」として売っていた、サイズ68×35㎝で498円くらいでした。
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これを広げてみたら、こんな感じで場所によって色や柄の見え方が違うタイプです。
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(写真の要らない見苦しい写りこみ部分をカットしたらなぜかこんな↑余白が・・・)

場所によって色柄の見え方が違うので、布目を意識しながら好きな色や柄が出るように場所を決めて型紙をマチ針でとめたら、ぬいしろをとりながら裁断していきます。まずは本体、つぎに袖(そで)を切り出します。
migorokatagami sodekatagami

裁断が終わったら縫っていきます。本体は右身頃と左身頃の二枚です。
mebina-saidan-sayu mebina-migoro-seikei

前の「カクッ」とした角の所は、マチ針を外す前に縫っておいてください。
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裁縫初心者の私は、普通に縫ってひっくり返せばいいんだなと思っていたのですが、いざやってみると、ひきつってしまってうまくできませんでした。
なので、図の青い点線のところを縫ったあと、黄緑の部分を斜めにカットしてみたのですが、それでもうまくいきませんでした。(理由は今でもよく分かっていないのですが)そこで思い切って赤い点線の所を切って黄緑の部分を切り落としたらうまくいきました。ふう・・・。

打掛本体の左右の身頃が縫えたら、ぬいぐるみに縫いつけていきます。
縫いつける時には後ろ中心線から決めていき、前に向かって沿わせいきます。一度マチ針でとめてみて、角度や襟の見え方などを調整して、ヨシッとなったら本縫いします。

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袖(そで)を作る

身頃ができたら。次はそでの部分を作っていきます。型紙を布にあてて切ったら縫います。。。
がッ!
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ただし縫って形を作る前に、そで口から三重のカラーちりめんがのぞくように先につけておきます。

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まずはカラーちりめんを作ります。
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一番左側の状態になるように、白・緑・オレンジの各色を各2本ずつ作ります。

本当は布目を考えて裁たないといけないのですが、この写真では布目の向きが間違っています。すでに記憶が曖昧ですが、もしかしたら布を節約するために「どうせちょっとしか見えないから」と思ってこの向きで切ったのかも知れないです(笑)。

で、このカラーちりめんのサイズは型紙で3×10㎝で、3センチのうちの1センチを折り返してアイロンで折り目を落ち着かせる。これを各5ミリずつ見えるようにずらして布用スティックのりでそで口の形に曲げながら接着するか、または上部のところだけをまとめて縫ってもよい。(記憶が曖昧)

また、キレイに半分にしようとしても厚みがある分がずれていくので、そこは見える側がキレイになるように意識して、裏側は少し奥まるように形作るといいです。女雛のそで口の写真がないので、男雛のそで口の写真を拝借しました。

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はい、そでがこんな感じにできましたら、ぬいぐるみにくっつけていきます。だいたい脇線のちょい後ろよりあたりでマチ針で仮止めします。
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前にも見ただらしない図です(笑)が、あとで女雛には広げたお扇子を持たせるので、それを考慮に入れた位置と角度でつけたいので、お扇子を作り終えるまでは仮止めのままでいてください。

打掛の身頃は後ろ中心線の所にマジックテープ粘着タイプ(1.5×4センチ)を貼って仕上げますが、この段階でつけてもいいし、そでをつけ終わってからでもいいです。この記事では書き忘れそうなので今書いておきます(笑)。

ということで、打掛はひとまずここまでで保留にして、小物の冠とお扇子お扇子(檜扇)を次の記事で作ります。

●この記事は女雛の制作を時系列で紹介していく記事の4番目です。全体の流れをザックリ知りたい方は手順の記事からご覧ください。手順の記事は
お雛様を手作り。くまのぬいぐるみで女雛を作る手順

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